サイトが消滅する時

最近になって見つけた、とあるWeb日記*1サイト。昨日閲覧していたら、突然消えました。

リンク先に飛んで戻って来る間のほんの数秒の間に、Apacheの"Index of /"という空しい表示を残して消滅してしまっていました。はじめはサーバーの問題かな?と思いましたが、そうこうしているうちにサイト管理人氏の運営している別の掲示板や自己紹介ページもアクセス不能になっていきました。どうもサイトが消滅する瞬間に立ち会ってしまったようです。

実はこのサイト、新年早々(1月7日?)から盗作疑惑が囁かれていました。他人のサイトからネタを盗用している、という問題です。ところが掲示板等でその指摘があった後も、ご本人のサイトは通常どおりに日記を更新していました。この頃からぼくは、なぜ何のアクションも起こさないのか?ヒヤヒヤして見ていたんです。決して面白くなくはないネタを提供している管理人氏にとって、パクリのレッテルは致命傷。ご本人も自身のサイト上には「コンテンツの無断使用は犯罪です」と書いているではないですか。

ネット上で騒ぎが徐々に広がり、盗用された側のサイトにも不快感を表明するコメントが掲載されました。これだけ時間が経っているのに何故お詫びの一つも書かないのか、と。ようやく謝罪らしき文章が掲載されましたが、それは「私信」という書き出しで始まる言い訳でした。これがダメ押しでした。

結局、盗作ネタの掲載から10日足らずで、サイト閉鎖に至ってしまったようです。盗用に関してのまともな謝罪もなく、事情がよく分からない読者への満足な説明もなく、コンテンツをただ消去して終わり。非常に後味の悪い結末でした。コンテンツは消せても、人々の記憶は消せないんですが。

ちなみに、ちょっと前に仕事でちょっとした問題、まあそれは「失踪」という事件なんですが、それと重なる要素が多く、大人の対応というものについて考えさせられました。というか、ただ腹が立った。


追記

さっそく、まとめサイトができたようです。

1/17追記

ご本人のサイトが復活し、正式な謝罪が掲載されたようです。

*1:あえてblogとは書かない