クローズドであることの(ぼくにとっての)害悪

Windows系の仕事は普段あまりやらないので、こういう形で解説までするのは骨が折れます。正直言って、前項の解説はあまり自信がありません。

一番歯がゆいのが、DDBのサイズ制限の具体的な根拠を見つけられていないことですね。これがオープンソースな仕組みだったら、根拠が見つかるまで(時にはOSのコードまででも)とことん追っかけることができるのですが、あいにくWindows/MFCではそういう手法は時間の無駄になることが多いような気がします。どこかで必ずブラックボックスに行き当たる。経験上、その可能性が高いことがわかっているので、追っかける気にならないんです。エンジニアとしては怠慢かもしれませんけどね。少なくとも、上記のDDBの件に関しては、制約事項としてドキュメントに載っていないという時点で、なにかヤバイ雰囲気を感じます。実はMSの中の人もはっきり把握してないんじゃないか、とか。

君子危うきには近寄らず。ともかくDIBにすることで完璧に動いているし、DDBのことは忘れよう。

かくして、ぼくにとってのクローズドソースなシステム(たとえばWindows系の仕事)は、経験と直感だけが頼りの場当たり的なものになっていき、後には醜いコードを晒し、それを見て自己嫌悪に陥り、もうVC++なんてしないぞ、とかいう下向きのスパイラルを形作っていくわけです。あーあ。