京都という街

上記ニュースに関する圏外からのひとことでの、

はてなが逃げ出して、三菱が逃げこむ京都という町。

は、ずいぶんな書き方のように思われるかもしれませんが、京都という街の性質を端的に表していると思います。

ぼく自身、学生の時にさんざん思い知らされているのですが、やはり京都という街には特有の風土・雰囲気があると思います。しかもそれは相当にネガティブなイメージです。まさに京都攻略計画に書かれているような文化です。

さらに悪いことには、地方(京都よりも田舎、という意味)から京都に出てきた学生たちが、その文化の下支えをしているような気がするんですよね。田舎から京都という「都」へやってきた彼らは、京都の文化を都会の文化だと思いこみ、それに必死で同調しようとします。京都の文化の特異性に気づいている人でも、全く無視していれば周りの社会にとけ込めなくなって生活に支障を来すようになるので、結局は同調する羽目になります。「学生の街」というイメージがある限り、そのイメージにあこがれる学生が集まり、「京都人」が再生産されていきます。

最近では、dumb deaf danceで散々にけなされており、地域差別になるんじゃないかとヒヤヒヤしながら読んだものですが、一方では「うーん、その通りなんだよなあ」と思う自分もいるわけです。