Antinny.B - 残り1%の不安

某TV局関係者?の次は、京都府警の警察官ですか。前者はとにかく本人のプライバシーの問題でしたので、極論すれば「自業自得」ということになるのですが、今回は警察の捜査情報の流出、しかも内規違反で個人所有のPCにそれらを置いていた挙げ句、ということで道義的な責任はより重いですね。

via 圏外からのひとこと

しかし、これの破壊力ってやっぱり凄い。俺自身エロファイルを集め始めて5年以上経つが、その間数々のトラップに引っ掛かり頭を掻いたり、或いはOS設定対処で修羅場をくぐってきたつもりだが、キンタマは「あんな原始的なexeなんて」とか「DL後にファイルを開く前の・・・」とかを励行していて99%感染することがない自信はあるけど、残り1%の不安が強烈過ぎる。 自分なりに方法論的に引っ掛かる訳が無いはずなんだが「もしも感染していたら・・・」って事を考えると恐ろしすぎる。万が一の可能性、1%満たない可能性、自分のスキルも所詮完全じゃないっていう事を謙虚に且つ真摯に考えれば人間の恥辱っていう精神面まで侵す恐怖を思い知らせると言う意味で個人的には史上最強のワームだと思う。笑

このAntinny.Bというウィルスの感染原理は、非常に原始的なんですね。バッファオーバーフローなどのセキュリティホールを利用して感染するようなワームとは技術的に天と地ほどの開きがあります。得体の知れないファイルをダブルクリックするな、という基本中の基本を守っていれば良いのです。

しかし、上記のコメントに全く同感なのですが、万が一、感染したときの影響力が恐ろしすぎます。自分が表示させているその画面をキャプチャされて、Winnyという極めてダークなネットワークに流されてしまうんですから。

加えて、ワクチンソフト会社によってAntinny.Bという名称が付けられていますが、流出したファイル名に含まれる卑猥な単語からとった俗名のほうが通りが良いようです。これがまた、このウィルスについて語るのをなんとなく躊躇わせる要因になっているような気がします。

実際、Winnyユーザーでない人は、今のところは心配する必要はないのかもしれません。しかし、基本的なアイデア(スクリーンショット、デスクトップ上のファイル流出)はそのままに、さらに凶悪な派生バージョンが出現しそうな予感はあります。まず第一は感染手段の多様化でしょう。最近の他のウィルスと同様に、あるWebページを開いた時、Outlookでメールをプレビューした時、とにかく、何らかの形でEXEを実行させればいいんですから。

スクリーンショットをばらまくという一見幼稚な動作が、これだけの破壊力を見せつけているという現状から、あらためて思うのは、ぼくらはいつの間にこんなにたくさんのプライバシーをPCの中に抱えるようになったんだろう、ということですね。