愚痴&いいわけ

Tomcat 4.1.28→4.1.29へのバージョンアップなんてのは、エッジな技術者なら(わりと気軽に)やると思うんですよ。*1セキュリティFIXも含んでいますから。その際に、上記setCharacterEncodingの仕様変更を知らないと、今日のぼくのような酷い目に逢うわけです。あるいは、4.1.28以前のバージョンを以前に使用した経験があって、新たに4.1.29以降のバージョンをターゲットに開発する場合なんかも同じですね。以前の常識が通用しないという状態です。なんせリリースノートにも書かれていない(!)仕様変更なんです。

で、同じような目に遭った人は日本中に大勢いるはずなんですが、Web上で見つかる日本語の情報としては、上記のblog程度なんです。もっと大騒ぎになっていてもおかしくないような問題なのに・・・。日本語(マルチバイト文字)を含むクエリーストリングを扱う場合、確実に問題になりますよね。

オープンソースなプロダクトとうまく付き合って行くには、こまめな情報収集が不可欠ですが、情報発信も同じくらい大切だと思うんです。ところが、今回の件での日本語の情報ってものすごく少ないんです。せめてJava-House-MLに投稿があったら気づいていたかもしれないのに・・・。あるいはstruts-usersでも・・・。

ここから、そもそもそういう(今回のTomcatの仕様変更のような)情報を知りうる立場の人(末端の技術者)が、なぜ情報発信できないか、という問題について考えます。えー、ソフトウェア開発における階級制度、下流工程にしわ寄せが行く宿命にあるウォーターフォール型開発の弊害、文系理系文化、サルトル、と思考は進んでいくのですが、ぼくの文章能力は思考スピードにぜんぜん追いつかないので結論だけ書きます。

プログラマをもっと尊敬しましょう。

文章めちゃくちゃ。走り書きだからこんなもん。

*1:今はもう4.1.30が出てますね。